タイの水道水

タイの水道水の品質と利用について詳しくお伝えします。タイは美しい自然環境、豊かな文化、美味しい食べ物で知られていますが、水道水の品質は旅行者や長期滞在者にとって気になる点の一つです。この記事では、タイの水道水に関する情報を提供し、安全に利用するための方法についても説明します。

タイの水道水の品質

タイの水道水は、地域によって品質が異なることがあります。一般的に言えることは、首都バンコクなどの都市部では水道水の品質が高い傾向にありますが、地方の一部地域では品質が低いことがあります。以下に、タイの水道水の主な特徴を示します。

  1. 地域差
    • タイは広大な国で、地理的な条件によって水質が異なります。都市部では一般的にきれいな水が提供されますが、地方やリゾート地では水質が異なることがあります。
  2. 塩素処理
    • タイの多くの地域では、水道水を殺菌するために塩素処理が行われています。そのため、塩素の匂いや味が感じられることもあります。
  3. ミネラル
    • タイの水道水は硬水で、ミネラルの含有量が高いことがあります。硬度は欧米よりは低いですが、日本の水道水と比べると2倍の硬度があります。日本でシャワーを浴びるときより髪の毛がキシキシする感覚を覚えるかもしれません。肌荒れを起こす方も一定数いると言われています。

水道水の安全性

タイの水道水は、シャワーや手洗いうがい、歯磨き用の水としては安全に利用できますが、飲料用としては向いていません。現地の方々は飲料水としてはボトルウォーターを利用しています。

ボトルウォーター

タイに住む方々にとって、飲料水としてはボトルウォーターを選ぶことが一般的です。市販のボトルウォーターはどこでも簡単に手に入りますし、最も安全な選択肢です。セブンイレブンでは500ミリリットルペットボトルが6バーツから売っています。私は、月に何回かグラブを利用してボトルウォーターを家まで届けてもらっています。

ここで、いくつかタイで有名な飲料水メーカーをご紹介します。

  1. Singha Drinking Water: シンガ・ドリンキング・ウォーターは、シンハ・コーポレーション・グループに属する有名な水ブランドです。彼らは高品質なミネラルウォーターを提供し、多くの形態で販売されています。シンハ・コーポレーションはタイの大手企業の一つで、飲料水だけでなく、ビールや他の製品も製造しています。
  2. Nestlé Pure Life: ネスレ・ピュアライフは、世界的に有名なネスレ社の水ブランドです。タイ国内でも広く販売されており、ミネラルウォーターとして高い評判を持っています。
  3. Crystal Drinking Water: クリスタル・ドリンキング・ウォーターは、タイ国内で非常に人気のある水ブランドで、品質が高く、価格が手ごろです。彼らはさまざまなサイズのボトルで販売しており、地元のスーパーマーケットやコンビニエンスストアで入手できます。
  4. Vital Drinking Water: ヴィタル・ドリンキング・ウォーターは、タイ国内で広く利用されている別のミネラルウォーターブランドです。ボトルのデザインが特徴的で、手に入れやすいのが魅力です。
  5. Mont Fleur: モン・フルールは、高品質の天然ミネラルウォーターを提供しているタイのメーカーです。彼らの水はフランスアルプスから採取され、洗練された味わいが特徴です。

聞いたことのあるメーカーはありましたか?

それでは、水道水はどのような場面で使うことが多いのでしょうか?

水道水の使い道

食材の洗浄

生野菜や果物を洗際には、水道水で洗っている方が多いようです。ただ、タイに来たばかりで体が慣れていないうちは、体に入れるものは基本的にボトルウォーターを使うことをおすすめしています。ちなみに、私は果物や野菜は水道水で洗って知っています。お米を研ぐときは水道水で、炊くときはボトルウォーターを使用しています。

衣類の洗濯

洋服を洗濯する際は、水道水を利用します。ただ、硬度の問題で衣類が黄ばみやすかったり、錆が含まれていることがある影響で赤くなってしまったりします。私の経験では、10回ほど洗濯した白いトップスが赤く変色してしまいました。お気に入りの洋服はあまり洗濯をしないか、手洗いをすることをおすすめします。

シャワー

シャワーを浴びるときも水道水の水で行います。実際、私は水質の違いを感じています。日本にいるときよりも髪の毛の洗いあがりがキシキシしていたり、指通りが悪くなったと感じています。ただ、タイで市販されているシャンプーとトリートメントの併用で十分髪の毛をきれいに保つことは可能です。肌荒れに関しては、私自身は肌トラブルを起こしたことはありませんが、若干乾燥するようになり、ボディークリームを使うようになりました。お肌が敏感な方は影響があるかもしれません。

結論

タイの水道水はシャワーや手洗いうがい、歯磨きに利用することは問題ありませんが、飲料水としては向いていません。旅行者や長期滞在者は、水道水を口にするのはやめて、浄水器やボトルウォーターを利用してくださいね。タイの水道水と上手に付き合って、タイでの生活、旅行を快適に楽しみましょう。