2025年のタイ旧正月「ソンクラーン」(4月11日~17日)の期間中、タイ全土で交通事故が多発し、特に「危険な7日間」として知られるこの期間の事故統計が発表されました。以下に主なデータと傾向をまとめます。
交通事故の概要(2025年4月11日~17日)
<事故件数> 1,538件(前年より24.8%減)
<死者数> 253人(前年より11.9%減)
<負傷者数> 1,495人(前年より27.4%減)
前年(2024年)の同期間には、2,044件の事故、287人の死者、2,060人の負傷者が報告されており、今年は全体的に減少傾向が見られました
主な事故要因と傾向
■ 事故原因
スピード違反:41.%
飲酒運転:23.%
急な割り込み:19.%
■ 関与車両
オートバイ:84.%
■ 事故発生場所
直線道路:89.%
高速道路:44.%
村道:29.%
■ 事故発生時間帯
午後6時~9時:18.%
午前9時~正午:17.%
午後3時~6時:17.%
■ 死傷者の年齢層
20~29歳が最多(19.2)
特にオートバイが関与する事故が多く、若年層の被害が目立ちまし。
地域別の事故状況
事故件数が多かった県
パッタルン県:3件
ラムパーン県:2件
ナラティワート県:9件
■ 死者数が多かった県
バンコク都:9人
ピッサヌローク県、サケーオ県、チエンラーイ県:各0人
ナコンラーチャシーマー県:9人
■ 死者ゼロの県
ナコーンナーヨック県、ピチット県、プーケット県、ラノーン県、サトゥーン県、シンブー県
バンコクでは、19人の死亡が報告され、そのうち10人がオートバイ運転者で、6人はヘルメットを着用していませんでた。
法的対応と取り締まり
交通違反の取り締まり件数*:6,45件
飲酒運転:6,100件(全体の95.%)
飲酒運転が依然として大きな課題であり、厳格な取り締まりが行われまた。
政府の対応と今後の課題
内務省のアヌティン副首相は、事故件数や死傷者数の減少を評価しつつも、さらなる安全対策の強化を呼びかけた。特に、運転者の行動改善、交通法規の厳格な施行、公共の啓発活動の継続が求められてます。