今回の記事では、前回ご紹介しきれなかったタイの麺料理の紹介の続きをしていきます。タイに住んでいても聞きなれない料理ばかりでマニアックなものが多いかもしれません。
5イェンターフォー
紅腐乳(ホンフールー)と魚のすり身団子がトッピングされているタイラーメンです。
紅腐乳は中国の食材で、豆腐に中国の麹を発酵させたものです。
紅腐乳の色が赤いため、スープに色味が溶け出し、ピンク色の透き通ったスープになっているのが特徴的です。
こちらはバミー同様専門店があるほどで、屋台でも見かける時があります。こちらも汁なし「バミーヘーン」が注文できるので、匂いが気になる方は汁なしバージョンを注文してみてくださいね。
6ホッケンミー
こちらの料理は「タイ焼きそば」と言われており、タイ南部のプーケットの名物料理として知られています。オイスターソースで炒められた太麺が、海鮮が入っているスープと一緒に炒められています。スープの量が少ないため、ラーメンでも、焼きそばでもありません。
ホッケンミーはシンガポールでは焼きそばとして食べられていますが、タイでは少し異なる形で発展していったようです。
7クイチャップ
こちらは中国を感じられるタイのラーメンです。
八角やシナモンがスープには煮込まれているため、黒っぽくて特徴的な匂いがします。
豚の内臓と血を固めたプリンのようなものが具材として入っているので、初めて召し上がる方は驚かれるかもしれません。食べてみるとそこまで癖はないのでチャレンジしてみてくださいね。
クイチャップの一番の特徴は三角の形をした麺です。こちらの麺は米粉で作られて、ゆでる最中に丸まってしまうので、みなさんのテーブルに運ばれるときには三角ではなくなっていて、マカロニのような見た目になってます。もちもちとして美味しいです。
8カノムジーン
カノㇺジーンは米を発酵させた麺にカレーのたれをかけた麺料理です。日本のそうめんと似ています。辛くてサッパリしていて、ヘルシーな麺料理です。
タレは赤や緑、黄色があり、それぞれカレーのスパイスによって味が異なります。緑のタレは特に辛いようです。日本で有名なグリーンカレーのような色味です。日本で食べられるグリーンカレーはマイルドで辛くない場合が多いですが、タイではグリーンカレーはかなりスパイシーです。召し上がるときは注意してくださいね。(注文の際に辛くしないでくださいと言えば辛くなりすぎずに召し上がれます。)
以上、タイで食べられる麺料理でした。気になる料理はありますか?個人的にはクイッティアオの麺の種類を全制覇してみたいです。日本でも太麺と細麺が選べるラーメン屋さんがありますよね。
ただし、タイのすべてのラーメン屋さんで麺の太さが選べるとも限らないので、注意が必要です。バンコクには美味しいバミーのお店が沢山あるので、お気に入りを見つけてみてくださいね。バンコク以外の地方を訪れる方には、是非ご当地の麺料理にチャレンジしていただきたいです。今回の記事が旅行中のご飯選びの参考になったら幸いです。