タイのビール②

皆さんの好きなお酒は何ですか?ある調査によると、日本人の好きなお酒ランキングの1位はビールだそうです。タイで人気のお酒も、ビールなんです。今回の記事では、タイで人気のビールをいくつかご紹介します。

タイのビールの歴史

タイで初めて販売されたビールは、ご存じの方も多いSHINGHAです。SHINGHAの始まりは1933年。Phya Bhirom Bhakdi氏がドイツに渡った際にビールのおいしさに感動したことから、タイでビールの製造販売を始めました。

販売会社は「ブンロード・ブリュワリー」で、SHINGHAとLEOを製造しており、タイ国内シェアの7割を占めます。日本でビールが初めて販売されたのが明治時代の1887年に現在のサッポロビール株式会社が設立されたことを考えると比較的新しい出来事のように思えますね。

それでは、SHINGHAとLEOがタイ国内消費の7割を占めるとなると、残りの3割はどんなビールがあるのでしょうか。

<タイブランド>

・Chang(チャーン)
象(チャーン)と緑色のパッケージが印象的なChangビール。
1995年に「Thai Beverages」が製造販売を始めました。サッパリとした味わいが特徴的で、2003年にはタイ国内のシェアの6割を占めたほどです。「やすさ」と「高品質」が売りで、タイで根強い人気を誇っています。

<日本ブランド>

・Asahi
都会的なイメージとシルバーで勝負しており、徐々にシェアを広げているAsahi。個人的にはバンコクの飲食店で必ずと言っていいほど見かけます。タイ国内でビールを製造しているため、鮮度に自信があるとのこと。

・SAPPORO
主にバンコクの日系飲食店で見かけます。タイに工場はなく、輸入ビールとして販売しているようです。

・KIRIN
キリンホールディングス株式会社の株式の48%を保有する、サンミゲルビールインターナショナル社のタイ工場にて製造。販売も、サンミゲルビールインターナショナル社が担っています。

<外国ブランド>

・HEINEKEN(ハイネケン)
緑の瓶のイメージが強いHEINEKEN。オランダのビール会社で、世界100か国以上に工場を持っています。

・HOEGAARDEN(ヒューガルデン)
白くてスタイリッシュなパッケージが印象的なHOEGAARDEN。ドイツのビール会社で、甘くてフルーティーなビールも販売しています。

・SAN MIG LIGHT
フィリピンのサンミゲルビールインターナショナル社のビール。キリンビール社とかかわりがあります。ライトな口当たりと低カロリーが人気のポイントです。

以上、タイのビールの歴史から、タイで人気のビールブランドについてでした。私は個人的にChangビールをよく購入します。飲みごたえがあるところが好きです。タイブランドだけではなく、欧州のビールにもチャレンジしてみたいですね。